「大学のレポートってどんなフォーマットが最適なの?」と悩んでしまうことがあります。いくら内容が優れていても、デザインがクシャクチャだったらダメです。
悩むレポートスタイル
大学のレポートは、担当教員や講義によって予めレポートフォーマットが指示・配布されることがあります。その際は、指示や配布されたものに従えばOKです。
しかし、たま~に「フォーマットは自由だよ!」と言われることがあります。そんなときは「どんなフォーマットが最適なの?」と悩むことがあるでしょう。
この記事では、「フォーマットは自由だよ!」と言われてしまったときに使えるレポートフォーマットを紹介します。
記事の最後には私が作成したテンプレートの配布もあります。ぜひ、ご活用ください。
それでは、いってみよぉ~!
標準なフォーマット
「フォーマットは自由だよ!」と言われてしまったときに使える「標準なフォーマット」は次の画像のとおりです。
このスタイルならどんな講義でも対応することができます。では、ひとつずつ解説していきます。
まずは「大学名」をヘッダー部分に入力します。このとき、ヘッダーは1ページ目と2ページ目以降で異なるように設定してください。大学名を入力するのは1ページ目だけでOKです。大学名は略称ではなく正式名で入力しましょう。
次に「科目名」「教員名」などを入力しましょう。表の挿入を活用してください。明記する項目は次のとおりです。
- 科目名
- 教員名
- 講義の曜日・時限
- 提出日
- 学部
- 学科
- 学籍番号
- 氏名
- レポートテーマ
いずれの項目も略称ではなく正式名で入力しましょう。講義の曜日・時限について、前期・後期の2学期制や4学期(クオーター)制であれば、それも入力するとより良いでしょう。レポートテーマはレポートのタイトルのことです。
次に「見出し」と「本文」です。画像では見出しに番号を振っていませんが、できれば「1.環境について」のように番号を振るとよい良いです。
次に「脚注」です。上の画像ではページ最下部に脚注をつけています。これはWordの機能でつけることができます。補足説明などは必ず脚注でつけてくださいね。
次に「参考文献」です。参考文献は参考となる論文、書籍、Webサイトで分けて入力してください。こちらも略したりせず、すべて明確にしてください。
最後に「ページ番号」です。ページ番号はフッターに入力します。こちらもWordの機能で入力できます。上の画像では「- 1 - 」とページ番号を入力していますが、「1 / 2」という表記でも良いと思います。
以上が標準なフォーマットです。
フォントについて
レポートで使うことが推奨されているフォントや文字サイズ、色があります。これは、公的機関の指針によって決められるのですが、大学の学部生のレポートでは細かく定められていないことがあります。ここでは、一般的なフォント・文字サイズを示しておきます。次の画像のとおりです。
最も大きな見出しにはゴシック体(サンセリフ体)を使いましょう。和文には「MSゴシック」、欧文には「Arial」を使いましょう。
最も大きな見出し以外には明朝体(セリフ体)を使いましょう。和文には「MS明朝」、欧文には「Times New Roman」を使いましょう。
フォントサイズは9pt~11ptが望ましいです。脚注は本文よりも小さなサイズにしましょう。
フォントの色は黒に設定してください。強調したい部分があっても太字や色を変えたりしてはいけません。指示がない限りは太字や黒以外の色を使わないようにしてください。
フォントに関する注意
私はよく「UDフォントを使ってね!」や「MSフォントなんて見にくいよ!」と言います。しかし、大学のレポートでは必ず「MSフォント」や「Arial」「Times New Roman」を使うようにしてください。
というのも……どんな端末でもフォントが置換されることなく表示されるからです。
MacにはヒラギノフォントやHelveticaがありますが、Windowsにはありません。このようにファイルを開く媒体によってはフォントが存在せず置換されてしまうことがあります。
せっかく整えたものがフォントの置換によってクシャクシャになったら悲しいです。そんな被害を起きないようにするためにフォントを選ぶ際は気をつけてください。
最後に……
皆さんのレポート執筆にこの記事が少しでも役立てば幸いです。ぜひ、ご活用ください。
そして……この記事で紹介したレポートフォーマットをテンプレートとして配布します!本当はWordのテンプレート化されるファイルで配布しようと思ったのですが、何か不具合が起こると嫌なので、普通のWordファイルで配布します。拡張子は「.docx」となっていますので、よほど古いOfficeソフトでなければ開くことができると思います。
こちらのバナーをクリックすると配布ページにアクセスできます。
配布ページにあるWordファイルのアイコンをクリックしてダウンロードしてください。ダウンロードが終了したら、様々な端末で開くことができます。Wordファイルを開く際は、必ずMicrosoft Officeを使用してください。
それでは、良いレポートを完成させてください~。
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Report:R-kun(情報保管庫)
Photo:R-kun Office