【レビュー】『TWSBI DIAMOND 580』は心地よい書き味で筆記に楽しさを与えてくれる万年筆だ!
提供:株式会社酒井
吸入式万年筆でありながらも、比較的に安価で書き心地も良い。『TWSBI DIAMOND 580』は絶対に1本持っておくべきだろう。
1つの小包
株式会社酒井さんから1つの小包が届いた。とても丁寧な梱包だ。
開封して中を見ると入っていたのは……
/TWSBIの万年筆だ!\
株式会社酒井さんは1919年(大正8年)創業の筆記具関連メーカーである。国内外の万年筆の販売代理店であり、今回紹介するTWSBIの輸入元でもある。
そんな株式会社酒井さんからTWSBIの万年筆が届いた。それでは、TWSBIの万年筆をレビューしていこう。
開封してみた
開封すると万年筆が入ったケースと説明書1枚が同梱されていた。さらに万年筆が入ったケースを開封すると……
万年筆とレンチとオイルが入っていた。レンチとオイルは分解してメンテナンスする際に使う。
ここまで開封すればお分かりだろうが、今回紹介するのは『TWSBI DIAMOND 580 スタンダード Clear』である。以降、『TWSBI DIAMOND 580』と呼ぶ。
TWSBI DIAMOND 580のレビュー
『TWSBI DIAMOND 580』の本体はポリカーボネート製になっている。ポリカーボネートは樹脂の中で透明度と強度が高い素材である。
キャップリングには「TWSBI」と「DIAMOND 580 TAIWAN」の文字が刻印されている。
胴軸はダイヤモンドをイメージさせるかのようにキラキラと輝いている。切子のようなデザインだ。
吸入式万年筆のため、尻軸を回すことでインクを入れることができる。インクは公称値で約2ml入れられる。
天冠には赤いロゴが樹脂に覆われるように立体的に入っている。
キャップ上部はインクの揮発(きはつ)を抑えるような構造になっている。
ニブは大型が採用されている。ニブの素材はステンレススチールとなっている。いわゆる「鉄ペン」だ。
今回紹介する文字幅は「M」である。文字幅は「EF」「F」「M」「B」「1.1」の全5種類となっている。
サイズと重さは次のとおりである。値は公称値となっている。
<長さ>
約142mm(収納時)/ 約130mm(キャップオフ)/ キャップ長さ:約60mm
<最大胴軸径>
約13mmφ
<キャップ径>
約15mmφ(クリップを除く)
<重さ>
約29g
重さは電子天秤を用いて実測してみた。実測値は28gであった。『TWSBI DIAMOND 580』は軸がやや長めで重めなので、キャップポストして筆記するのは向いていないだろう。尻軸を誤って回してしまうのを防ぐためにも、キャップポストしないほうが良いと思う。
試し書き!
さて、インクを入れたので試し書きをしていこうと思う。
\書く!!/
おっ! 書き心地が良いかも?!
スラヌラスラヌラと書けるよ!
/書いていて楽しい!\
インクフローが良く、スラスラと書くことができる。引っかかりも感じない。気づいたらたくさん書いていた。
同価格帯の他の万年筆と書き心地を比べてみたんだけど、価格や素材を考慮しても書き心地が良かった。
ペン先の調子が筆者に合っていたのかな? 書いていて「楽しい」と感じた。
DIAMONDとECOの比較
実は、筆者は『TWSBI DIAMOND 580』の他に『TWSBI ECO Black』を持っている。簡単に比較してみよう。
パッと見た感じでは『TWSBI DIAMOND 580』のほうが大きめである。どちらも樹脂製なのだが、『TWSBI DIAMOND 580』のほうが高級に感じる。
天冠も『TWSBI DIAMOND 580』のほうが立体的で高級に感じる。
『TWSBI DIAMOND 580』は丸みを帯だデザインになっている。一方で『TWSBI ECO Black』は角張ったデザインになっている。
『TWSBI ECO Black』のほうがカジュアルさが強いデザインになっている。
まとめ
『TWSBI DIAMOND 580』はスケルトン部分が多く、デザイン性に優れている。その上、優れた書き心地であり、鉄ペンながらも安っぽさを感じない。約1万円で購入できる点も魅力的であり、コスパの良さを感じる。ビジネスでもプライベートでも活躍する1本だろう。
<価格について>
2023年1月21日より価格改定が予定されているため、購入前は販売ページを確認することを推奨する。
万年筆はとてもデリケートな文房具である。なので、購入は代理店である株式会社酒井さんの公式オンラインショップからの購入を強く推奨する。公式オンラインショップなら丁寧な梱包で確実に手元に届く。
URL「 https://ka-ku.jp 」から公式オンラインショップにアクセスできる。
公式オンラインショップにアクセスしたら、「Brands」という項目までスクロールして「TWSBI - ツイスビー」という項目をクリックすればTWSBIの万年筆のページにアクセスできる。ここから選んでポチポチっと購入できる。
ぜひ、1度は『TWSBI DIAMOND 580』で文字を書いてほしい。きっと、「これ、スゴイ!」と感じることだろう。
Reference:TWSBI、株式会社酒井
Report:R-kun
Photo:情報保管庫
Screen shots:KA-KUオンラインショップ