万年筆の特長を知ると「左ききこそ使うべきだ!」と気づくはず……。
左ききはボールペンが苦手なこともある
私はオギャーと生まれてから今に至るまで左ききである。なので、左ききの気持ちは痛いほどわかる。世の中のモノが右ききに都合が良いように作られていることもわかる。
そんな左ききはボールペンが苦手なこともある。左ききは左から文字を書く。なので、ペンの動きは「押す」なのだ。右ききは引いてペンを動かす。
ボールペンは押して書くよりも、引いて書いたほうが書きやすい。これは、書く文字の特徴、ボールペンの特徴からしょうがないこと。
なので、左ききがボールペンを使うと、インク溜まりができてしまったり、かすれてしまったりする。もちろん、引っかかりだって感じる。
そんな左ききには万年筆を使うべきだ!
左ききこそ万年筆を使うべき
万年筆のペン先は毛細血管状になっている。なので、ボールペンのような引っかかりを感じにくい。
……ということは、左ききはボールペンを使うよりも万年筆を使ったほうが快適ということ。さらに、ボールペンよりも万年筆のほうが押す動きに対応できる。
もちろん、日々のメンテナンスが必要という手間がある。しかし、この手間を「快適に書くための魔法」と捉えれば、苦痛に感じることはないだろう。
ただ、契約書などの重要書類や公文書では万年筆が使えないことがある。これら大切な書類は油性ボールペンと指定がある。でも、一部の契約書や書類では黒または青(ブルーブラック)のインク色であれば万年筆が使えることがある。この点は事前に確認しておこう!
普段使いに1本どうぞ
万年筆というと高価な筆記具というイメージがある。たしかに、数十万円を超える万年筆は星の数ほどある。
しかし、今では1000円台、3000円台、5000円台……といったような1万円以下で購入できる安価な万年筆もある。デザインも普段使いに適したカジュアルなものがある。
1本持っておいても損しないのが万年筆。ぜひ、左ききのみなさんは使ってみてはどうだろう?