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【フォント】筑紫明朝とUD明朝とテロップ明朝を比較してみた!

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フォントワークスから提供されている「筑紫明朝」と「UD明朝」と「テロップ明朝」の見た目はどう違うのか?比較してみた!

■目次■

 

筑紫明朝とUD明朝とテロップ明朝

フォントワークスから提供されている3つのフォント「筑紫明朝」と「UD明朝」と「テロップ明朝」は美しい明朝体フォントとして有名である。いずれのフォントも書籍や映像作品に用いられることが多い。とっても美しいフォントたちなのだが、私は一つ疑問を感じた。

 

実は3つとも同じフォントじゃね~の?

 

名前と収録文字数、太さが異なるだけで、3つとも同じフォントじゃないのかと疑問に感じた。

 

比較してみますっ!

 

 

 

フォントの比較

準備

フォントワークスの公式サイトで調べてみると、筑紫明朝とUD明朝とテロップ明朝の基本は同じとのこと。つまり、筑紫明朝をベースとしてUD明朝とテロップ明朝が作られているということ。ただ、細部が異なっているらしい。

 

で、どのように比較するのかというと……

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こんな感じ↑に比較しようと思う。

 

使用するソフトはユーザー数が多いかつ簡単に操作できる「Microsoft PowerPoint 2019」である。スライドサイズは101.6cm×76.2cmの4:3に設定した。背景色は「#FDEED1」でいこうと思う。フォントサイズやサンプルテキストは上のとおり。

 

使用するフォントは「FOT-筑紫明朝 Pr6N B」と「FOT-UD明朝 Pr6N B」と「FOT-テロップ明朝 ProN B」とする。本当は最も太いフォントや最も細いフォントを使いたかったけど、3つのフォントで共通して用意されているウェイト「B」を使うことにした。

 

さっそく、いってみよぉ~!

 

 

筑紫明朝

まず、筑紫明朝はこんな感じ↓。

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縦線・横線に強弱がありリズムを感じる。本文用のフォントとして最適化もしれない。ちなみに、フォントワークスの公式サイトに書かれているフォントの説明は次のとおり。

本格的な長文本文用明朝体として、活字、写植時代の本質を踏襲し、明朝体とはどうあるべきかを最大限に考慮した書体です。
オフセット印刷においても活字のようなインクの溜まりが見えてくるような独特な雰囲気を持っています。
フトコロの広い漢字・仮名の明朝体とは一線を画し、文字そのものが内在する空間の強弱と線質が持つ伸びやかさを残しています。
文字を組んだとき、リズミカルな心地よい可読性を醸し出します。
(引用:フォントワークス

たしかに、心地よく感じた。

 

 

UD明朝

続いて、UD明朝はこんな感じ↓。

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筑紫明朝よりも強い存在を感じた。なんだろう……「私、ここにいますよっ!! しっかり、見て!」という感じね。ちなみに、フォントワークスの公式サイトに書かれているフォントの説明は次のとおり。

本文用書体として高い評価を得ている「筑紫明朝」をベースに、横画を太くし、英数字を大きく調整しました。
読み心地の良さを追求する長文に最適な書体です。
(引用:フォントワークス

筑紫明朝よりもフトコロの大きさを感じるかな?同じフォントサイズだけど筑紫明朝より大きく感じる。これがUDフォントの読みやすさなのかぁ~。

 

 

テロップ明朝

最後に、テロップ明朝はこんな感じ↓。

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あぁ~!これは筑紫明朝にかなり近いね!だけど、筑紫明朝よりも横線が太いのかな?今、モニター(画面上)で見ている感じだと筑紫明朝よりもハッキリと読める。ちなみに、フォントワークスの公式サイトに書かれているフォントの説明は次のとおり。

フォントワークスでは、紙メディアだけでなく、デジタルメディアなどでのフォントの表示を目的としたそれぞれの業界に最適な専用フォントをリリースしています。
「テロップ明朝」は、放送業界に向け先行リリースした《ソリューションフォント》です。
テレビ画面やモニタ上で明朝体を表示させる場合、横線や曲線の細い部分が見えにくいといった視認性の問題があります。
そこで、明朝体の中でも評価の高い「筑紫明朝」をベースに、横画の太さや曲線の濃度調整を施した画面表示に最適な横太明朝体として誕生しました。
(引用:フォントワークス

特に……漢字が筑紫明朝よりもモニター(画面)に最適化されていると感じた。

 

 

 

印刷して確認してみた

念のため、コピー用紙に印刷して確認してみた。使用したプリンターはEPSONの「PX-M5081F」というインクジェットプリンターだ。コピー用紙はホームセンターで売っている一般的なものである。さらに、PDFに変換してから印刷したものと、PowerPointから直接印刷したものの2種類を用意した。

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印刷したものを見て感じたのは「UD明朝は太いなぁ~」と「筑紫明朝とテロップ明朝の違いが分かりにくい!」の2つである。UD明朝はとにかくパキッとした感じ。筑紫明朝はテロップ明朝よりも線の強弱を感じたが、印刷したものでは大差を感じなかった。モニター(画面上)で確認したほうがはるかに違いが分かりやすいと思う。でも、確実にいえるのは……「3つとも読みやすかった」である。

 

 

 

まとめ

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3つとも、美しく読みやすいフォントだった。目に優しく誤読にくいことが3つのフォントの特徴だろう。

 

3つのフォントの違いは「よしっ!比較しよう!」と思ってパッと見ると分かりにくい。しかし、目をこらしてモニター(画面上)と印刷したものを比較してみると、線の強弱やフトコロの大きさは全く異なった。GIFアニメにしてみると分かりやすいね。

 

で、3つのフォントはフォントを使用する時と場合によって使い分けたほうが良いと思う。筑紫明朝は本文向きだから縦組みの同人誌・小説などの書籍に使うと良い。UD明朝は不特定多数の人に関わるような回覧文書や連絡文書に使うと良い。テロップ明朝は映像制作の際に使ったほうが良い。これは声を大にしていえることね。

 

ただ、3つのフォントを用意するのが難しい場合もあるだろう。そんなときの優先順位は筑紫明朝→UD明朝→テロップ明朝である。まずは筑紫明朝から用意してほしい。筑紫明朝のほうが収録されているウェイト数が最も多いから使いやすいと思う。その次にUD明朝ね。だって、今の時代は「UD」よ。UDフォントは用意しておいたほうが良い。

 

そんな感じね。

 

以上、フォントの比較でしたぁ~。

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Reference:フォントワークス
Report:R-kun情報保管庫
Photo:R-kun Office