フォントワークスが,Google Fontsへ全8書体を無償提供した。配布サイトより,埋め込みコードの入手が可能となった。また,ダウンロードして各端末に保管することも可能である。いずれも商用可能とのこと。
全8書体を無償提供
フォントワークスが2021年1月15日に発表したプレスリリースによると,フォントワークスのフォント全8書体をGoogle Fontsに無償提供したとのこと。
フォントワークスが発表した情報は次のとおり。
フォントワークスは、手書き風の楷書系硬筆体「クレー」やディスプレイ書体の「ロックンロール」「レゲエ」「ドットゴシック」など全8書体を、Google社の「Google Fonts」にて提供を開始しました。
私たちは、「もじと もっと じゆうに」というタグラインを掲げ、文字の力を最大化し、すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい、と考えています。Google Fontsが掲げる "Making the web more beautiful, fast, and open through great typography" にも共感し、一部書体ではありますが、Google Fontsへ提供いたしました。制作環境に依存することなく、より多くの新しい作品が生み出されることへの貢献と、今後の更なるフォント市場の活性に繋がることを期待しています。
Google Fontsは「SILオープンフォントライセンス」の元提供されます。ご利用の際にはライセンス内容をご確認の上、ご活用ください。なお、「LETS」や「mojimo」などでフォントワークスよりご提供しているフォントとは互換性はありませんのでご注意ください。
Google Fontsは、下記よりご利用ください。
※Google Fontsをご利用されるにあたってのサポートはいたしかねます。ご了承ください。
これによると,専用サイトよりWebへの埋め込みコードとフォント自体を入手することができる。
フォントの入手
フォントワークスの記事内に提示されていたサイトにアクセスして,実際にフォントを入手してみた。
《フォントの一覧》
実際に使用してみると上のような感じになる。
ほとんどの字に対応していると思われるが,一部のフォントにおいて齋藤飛鳥さんの「齋」の字に対応していないことがあった。
しかし,龍爆連合の「龍」の字には全て対応しているようだ。
是非,フォントを入手して!
このような立派なフォントを無償で入手できる機会は少ないだろう。AdobeCreativecloudやモリサワパスポートなどのサブスクリプションサービスに加入していて,いつでもたくさんのフォントを使用できる機会にあれば,このようなGoogle Fontsを使用する機会はないかもしれない。
だが,一般家庭のようなフォントのサブスクリプションサービスに加入していない場合は,このようなGoogle Fontsが提供する無償フォントを利用すると良いだろう。
勿論,利用する上では「商用可能か否か」を確認する必要がある。
ちなみに,Google Fontsに提供されているフォントは,商用可能なものばかりである。
このような立派な無償フォントを是非,活用してほしい。
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Reference:「Google Fonts」へディスプレイ書体など全8書体を提供しました | Fontworks
Report:R-kun(龍爆連合™)
Photo:龍爆連合™Office
Screen shots:「Google Fonts」へディスプレイ書体など全8書体を提供しました | Fontworks